ずっとアオハル
昨日は高校時代の友人2人と2年ぶりに会いました。
15歳で知り合って、ずっと繋がりあってきました。
その間に3人ともが結婚、離婚、子育てを経験をして、それぞれがそれなりに人生の荒波に揉まれてきたと思います。
友人2人は結婚が早かったので、子どもたちは既に成人して独立していて、今は子どもたちと一緒に飲むのが楽しいって話していました。
羨ましいなぁ。私も早くそうなりたい。
そう思うも、まだまだ子どもたちとの今を満喫したい、とも思います。
お酒を飲みながら近況報告など色々と話していたら、友人Aが真剣な顔をして口を開きました。
「今日はどうしてもちゃんと伝えようと思った事がある。」
今まで子どもを守ることだけに集中して自分の人生を生きてきたけど、子どもが手を離れて自分のこれからを考えた時に、ふと ”あと何年あるのだろう” と思ったって。
もしかしたら今日家に帰って脳溢血で死ぬかも知れない。じゃあ何ができるかな?って最近よく考えると言いました。
実際、彼女の父親は脳溢血で突然の死を遂げられ、高校の時、葬儀に私も参列した事を思いだしました。
そんな彼女だからこそ、切実に感じる感覚があるのだと思います。
そして彼女は、私と友人Bに向かって
「大好きだから。とっても大事に思ってるから。これからも変わる事ないから。」
って真正面から言い放ってくれました。
生きてる今のうちにちゃんと口に出して伝えたいと思ったそうです。
心で思っていても伝わってなければ意味が無いから、直接会って口に出して言葉でちゃんと伝えようと決めてきたそうです。
去年の夏まで、自分で作りあげた孤独の中に閉じこもって ”私には友達がいない” などと思い込んでいた自分がとても恥ずかしくなりました。
すごく申し訳なく感じます。
それから、私の方を向いて、
「私には遠慮をしないで。いつも誰に対しても気を遣ってるでしょ。淋しくなるから私にはしないで。」
そう言われてしまいました(笑)
自分では無意識なことなので、態度を変えていけるのかは分かりませんが。。。
ただ、自分が作りあげた心の壁をとっくに見破られていたんだなぁって。それでも一緒に時間を過ごしてくれていたんだなって。
たまらなく心が温かくなりました。
そして私も彼女たちに「ありがとう」と「私も大好き」をちゃんと伝える事ができました。
飲み進めていくうちに気が付けば友人A、Bともにご陽気な酔っ払いになっていって。
1軒目を出た後に「外で飲みたい」と言った友人Aのリクエストで、芝生広場の中にお店が並ぶエリアへ。
夜の野外で飲む開放感ってやっぱりワクワク素敵な時間でした。
アルコールに結構強い私は、酔っ払い2人がやらかす数々の出来事に振り回されながらも、息が止まる程にお腹を抱えて涙を流しながら笑わせてもらいました。
子育てを終えて、新しい恋愛を始めていて、陽気なお酒を満喫して酔っ払いながら今を楽しんでいる友人2人に触れて、本当に幸せでした。
私の子どもたちはあともう少しだけ手が掛かるけど、手が離れた時にはこの2人と一緒に旅行したり、お泊まり会してベロンベロンになるまで飲むのもいいな〜と楽しみが増えました。
そして今日、2人の介抱をしたおかげで意味不明な所まで筋肉痛になっていました(笑)
この痛みすら愛おしいな。