ついこの間の過去
「私はHSPなんだ」
この気づきは私にとって救いでした。
今まで人との間に感じた違和感や自責感情を理解してくれる人がいるかも知れない。
HSPの人たちのコミュニティがあるか、すぐに検索しました。
そして同じ生きづらさを持つHSPの人たちの自助グループのミーティングに参加してみました。
「うん、分かる」
「いつもどこか孤独を感じるよね」
そう言ってもらえて心の奥を受け入れてもらえた感覚でした。
そして生活をしていく中で、傷つくことをなるべくやり過ごしていく自分なりの方法を皆さんそれぞれ持っていて、話してくれました。
そこに解決はありません。
でも心が軽くなった。
私にとっては大切な経験でした。
それから数日のこと、また1つのキーワードに出会いました。
「ヒプノセラピー」という単語を目にする機会が、度重なってあったのです。
ん?
それはなんぞや?
またなんとなく気になって検索しました。
催眠療法の1つで自分の潜在意識の中にある幼児期や過去世の記憶までいき、それを見ることによって今の自分が抱える問題を解決したり、癒すというセラピー。
これはおもしろそう〜!
私は「永遠に生まれかわり続ける」という概念を信じているので、見られるものなら過去世見た〜い!と軽い感じでヒプノセラピーを受けようと思いました。
私の中では今までにしたら比べようもない程に心が軽くなった後でしたので、悩みを解決しようという意識ではなく、アトラクションを楽しむ感覚でした。
そしてセラピーで今よりもさらに少しだけ楽になれたらいいなと思いました。
当日、セラピストさんに簡単な受付用紙をいただいて、そこに悩み事を書く欄がありました。
相談するつもりはなかったのに、気が付けば今まで自分の中にあったツラい気持ちをありのままに書いていました。
セッションが始まると穏やかなセラピストさんの問いかけに、自分でもコントロールの効かない涙を流しながら、ただ自分の気持ちを伝えました。
セラピストさんが一貫して本気で伝えてくれたこと。それは、
「あなたは100%素晴らしい存在なんだ」
ということ。
そして、今までのつらい思いは全部あなたの魂の成長にとって必要な経験だったんですよって。
変わりたいならもうその感情は手放していいんですよって。
幸せになりたいならあなたがあなたを愛してあげてくださいって。
今日からそれができるようになりますって。
「もう変わりたい」って思いました。
「自分を許してあげたい」
「私を愛してあげたい」って。
そうやって受けたのがマインドブロックバスターという施術でした。
潜在意識の中にある手放したい感情を溶かしていく方法です。
もういらないと思う感情を1つ1つ手放すたびに、心がスーとするのを感じました。
そしてその後に受けたヒプノセラピーでは大感動のあまり催眠状態でありながら号泣しました。
“心が震える“
それを体感しました。
自分の魂の大きさと
言い表せない強烈な躍動感を
目をつぶった瞼の中で
確かに見たし
エネルギーを全身で感じたのです。
もう「自分なんて嫌い」って言えなくなった。
「私なんて価値がない」って思えなくなった。
そう、
“思わなくなった” とは違う。
“思えなくなった”
だって見たんだもん。
どれだけの輝きを持っている自分か。
だって感じたんだもん。
どれほどのエネルギーを持っている自分か。
ずっとずっと淋しくて苦しかった
私の過去さえ愛おしい
そんな私に生まれ変われたのは、ほんの数時間の出来事でした。