今までのこと
いつからだったでしょうか。
私の中で、「本当の私は周りに受け入れてもらえない」という感覚をどこかで覚えはじめて、それが次第に大きくなっていきました。
どちらかと言えば付き合いのある友人はどの時代も多いほうでしたし、イジメにあったこともなく、活発な性格でした。
なのに大人になればなるほど自分の中でどんどん壁ができ始めて、人が怖くなっていきました。
“仲良くしている人を「友達」と呼べるのかな。相手にとって私はそんな価値があるのだろうか”
“この人は心の内を見せることを避けようとする。表面上の付き合いを好むんだ。なんだか虚しい”
“私には安心して居られる場所がない。無条件で受け入れてくれる人がいない。淋しい”
“私の人生なのに、私は主役じゃない。いつも誰かにとっての2番目で、私を1番に選んでくれる人がいない。私じゃダメなんだ。苦しい”
こんな感情が、いつもいつも心の中をエンドレスで回っていました。
自分が好きになれなくて。
自分を受け入れられなくて。
自分の価値を見い出せなくて。
そっと消えてしまいたかった。
でも人には悟られたくなくて、明るくて人当たりの良い自分を必死に演じました。その場で求められるキャラになることが上手になりました。
そして早くひとりになりたくて。
ひとりになったら自分大反省会。
自分を責めて。
わかってくれない周りが悲しくて。
そんな自分にまた落ち込んで。
こんな自分から抜け出したい。
変わりたいのに変われない。
それが2ヶ月ちょっと前までの私でした。
そんなある時、WEBの広告に「HSP」という文字があがりました。
聞いたことない文字列に興味をもったので検索してみると「Highly Sensitive Person」の略語で、人の性質を表していました。
【生まれつき刺激に敏感で、周りからの刺激を過度に受け取ってしまう人のことを指します。
HSPの人は日頃からささいなことに疲れやすかったり、人の感情に巻き込まれて苦しい思いをしたり、頼まれごとに対して断れずに自分のことを責めやすいといった特徴があります。】
https://kiraku-infomation.com/hsp-highly_sensitive_person/ より引用
ん?
あれ?
読み進めるたびにいくつかの心当たりが。
さっそく診断テスト。
ガッツリHSPでした。
私はどうやら自覚のないところで、人の言葉や行動、目線や声音、何気ない仕草の1つ1つに勝手に傷ついていたようです。
周りの人は理解してくれない…その通りです。だって周りは私が感じるほど物事を深く感じていないので理解の仕様がないのです。
10人に2人の割合でHSPはいるらしい。
でもおそらく出会ったことないな…その通りです。世の中になんとか適応しようとするHSPは自分を守るために心に鎧を被ってるんだから。平気なフリして踏ん張ってる。私もそうでした。
見抜けない。でも居るんです。
自分という存在をようやく認める事ができるような気がしました。
私にとっての人生のターニングポイントはこうやって訪れ始めたのです。
でもこれはほんの入口。
自分でもびっくりする心の大逆転を経験したのですから。
この先はまた次回に書くことにします。
もし、読んでくださった方がおられるのなら、心から感謝です。。。