子どもの魂の大きさを知る
中学生の娘がある日、言いました。
「お母さん、私、人とは違う光の見え方がする。」と。
どんな風に見えるのかを聞いてみると
みんなが1つの光だと思って見ているものが、彼女には光の粒の集合体に見えると。
すごく刺激を強く感じると。
そして時々、人と違う色にも見えるようで。
色盲検査は定期的に受けているので
そういったことではない感じ。
娘は肌感覚がとても敏感で基本的に人との接触ができない。
音が大きいのが苦手。
太鼓など生の楽器演奏は未だに不快でしかないと言う。
そう言えば、小さな頃から人の変化や感情を読み取ることが多かった。
あぁ、もしかしたらこの子もHSPなのかも知らない。
だから伝えてみました。
「もしかしたらお母さんと一緒でHSPなのかも知れないね。人が持って生まれた特性だから、全然気にしなくていいよ。周りの人に理解してもらえないことが、もしあったとしても、お母さんは理解できるから話聞かせてね。」
娘に一般的に言われているHSPの特性を説明して、本人も納得した様子でした。
私だけが変わっているわけではないんだ。
そんな安心感を得たようでした。
"私、HSPで良かった"と心から思いました。
娘が自分に感じる違和感に
「気のせいでしょ」と言わないであげられたから。
今まで経験した痛みは、娘を護る盾へと変わりました。
そうしたら私と娘の話を聞いていた高校生の長男が、
「お母さんはどんな風に感じるの?」
と興味を持って聞いてきました。
気づくまでに生きづらい感情があったこと
今は受け入れて楽になれたこと
ヒプノセラピーを受けて自分が変わったこと
潜在意識の大切さが分かったこと
それを変えていける方法を知ったこと
宇宙のエネルギーがすごいこと
この数ヶ月で私が感じたことを
息子はひとつひとつ
頷きながら聞いてくれました。
今まで理解できないだろうと思っていたので、話をするつもりもなかったんだけど…。
言葉にすれば不思議な領域になるようなスピリチュアル的な話も
一切の否定もなくウンウンと聞いてくれました。
そして私に
「やっと分かった。お母さんがどうして他の人と物の考え方とか色んなことが違うのか。ずっと不思議だった。」
と言いました。
「お母さんがテレビとか見てていきなり泣いたりするのも、それがいつものお母さんだからって思っていたけど、お母さんの中では色々な事をたくさん感じてたんでしょ?もっと表現していいよ。もっと人に伝えたらいいと思うよ。そうしたら理解してくれる人が増えるかも知れないから。お母さんだけじゃなくて、感受性の強いそういう人たちがいることを、みんながもっと知っていったほうがお互いに分かり合えるでしょ?」と。
なんだ?
この大きな心の子は…。
本当に私が育てたんだっけ?
胸がジーンとなりました。
そして潜在意識の話に触れて
「お母さんのこれからも
オレのこれからも
自分次第で思い通りになるってことでしょ?
宇宙が護ってくれてるんだから。
何をして楽しもうかな〜?」
と言ってこの話を終わりにしました。
我が子の魂の大きさに感服です。