在るという輝き
暮らす空間にお花がいてくれる
それがこんなにも心を満たしてくれるなんて
今まで知りませんでした。
今年に入ってすぐの頃にフラワーアレンジを習い始めました。
以前の私にとって「花」という存在は、
別世界のもののように輝いていて、
私みたいな人間がお花に触れるなんてめっそうもないと本気で思っていました。
憧れでありながら、近づくことに恐怖すら感じるという存在でした。
生き方が変わってきて、
「何がしたい?どうなりたい?」
って自分に聞いてみた時に、
「お花に癒されたい」
「お花に見合う私になりたい」
と感じました。
だから私の心の声に素直になって、
お花に触れる生活を始めました。
ちょっぴりスピリチュアルな感覚をお持ちの、とても素敵な先生にも出逢うことができて、いま楽しみながらお花に触れています。
私が習っている教室のアレンジ法はすごく細かく決まり事があって。
頭の中で理論を整理しながら、手元の技を身に付けていきます。
簡単に挿すだけに見えて、全然簡単に挿していない。
やってみて初めてフローリストさんたちの凄さを感じます。
お花も一輪ずつ、とても個性が強くてそれに合わせて対応する臨機応変さが大切だったり、見極める力が必要だったり。
だからアレンジしている時は毎回ドキドキして、とても面白い。
そして出来上がったアレンジを見るたびに
お花たちが愛しくて仕方なくなります。
今回のこのアレンジは特に楽しかったです。
お花がすごく嬉しそうに笑ってるように感じました。
先生も
「何だか今日、キラッキラしてるわね」と
出来上がったアレンジを見て言ってくださいました。
お花って自分のあるがままで生き抜くんですよね。
自分がどんな姿かたちなのか、とか全然関係なく。
ただ、「今、在る」
それに全てをかけていて。
「これが私ですけど、何か?」
っていう勢いで、気高くちゃんと主張します。
存在そのものが潔くて、美しい。
私たちも本来持っている本質は一緒なんだと感じます。
生きてるだけで
在るだけで
輝きを放って
恵みを与えている。
本当は、ただそれだけでいいんだって
ようやく分かってきたような気がします。