ばっかり食べ
子どもたちに味の好みの変化があると「大きくなったなぁ」と思います。
「カレーライス、辛口にしてよ」
ちょっと前にそう言われたのですが、断りました。
だって私が食べられなくなっちゃうから。
カレーと唐辛子系の辛さはまったくダメで。
いまだにカレーは甘口しか口に合いません。
子どもと妥協し合って、中辛で話は決まったんだけど、やっぱり私には辛くて、気分がブルーになります…。
そしてこの冬。
「キムチ鍋が食べたい」って。
我が家で一度も出したことのないメニューです。
どこで覚えてきたのやら。
韓国に行った時に胃腸をやられて寝込んだ私には、
なかなか勇気のいるメニューです。
私は食べなきゃいい話なんだけど。
えー、作るのイヤだな…。
ちょっとスネスネモードに入ってしまう。
だからまだ作ってません。ずっと作らないかも知れない。
こうやって、子どもたちは大人びていくのかな。
置いてけぼりな気分です。
いつか末っ子くんがブラックコーヒー飲んでる姿を見る日にゃあ、切なくなって泣いちゃうかも知れない。
「自分を大切にする」ということを意識し始めていろいろと変わった事があります。
その中の1つが「ばっかり食べ」
まるで取り憑かれたように同じものを食べ続けるようになってます。
そして、納得したらピタッて食べるのを止める。
この春からめぐった食べ物だけでも
トマトジュース、ミルクフランス、豆乳、トマト、枝豆、グレープフルーツ、寒天スープ、牛ステーキ、納豆、アップルパイ、ヨーグルト、キャベツ、サンマ…。
ジャンルこだわらず、一定期間同じものすごく欲する衝動を感じて1日3食に近い状態で毎日食べてしまいます。
子どもたちは異様な冷蔵庫のストックの量を見て「また始まった」という感じで傍観してくれていますが。
まるで妊娠中の症状を思い出します。
私の場合はつわりを経験して食べられるモノに制限が出てきて、一時的に食の好みに偏りが出ました。
そして一度食べたいと思ったら止められなかったんです。
妊娠中に冷蔵庫を大好きな20世紀梨でパンパンにしてノイローゼかと家族を心配させてしまったこともあったり(笑)
どうしても牛ホルモンのミノが食べたい衝動が抑えられなくて毎日食べてたら、歯茎の中で眠っていた親知らずがめっちゃ疼きだして、妊婦の私は痛み止めが飲めずにとてもツラい思いをしたり。
そんな懐かしいエピソードを思い出させるような、「ばっかり食べ」の衝動を今ふたたび味わっています。
今、落ち着いてきてもうすぐ卒業かな?というのが、クロワッサンとブラックコーヒーの組み合わせ。
真っ只中で衝動が出ているのが、ピーマンとブロッコリー。
昨日、どうやら始まってしまったなと思ったのが、豆腐と湯葉。
昨日買い物で、無意識に5種類の豆腐をカゴに入れていて、「こんなに要らないでしょ」と自分に問いかけても、譲る気のない自分を感じて「あー、また始まったのね」と観念しました。
自分の喜怒哀楽を感じることをとめなくなって、隠さなくなって、こういうことが起こっています。
やりたいと思った事はちゃんと自分のためにしてあげようと決めたら、こんなに自由に振る舞う自分を見つけます。
なので、私の中の素直な私が納得するまで、お付き合いしようと思います。
それに「食べたいー!」と思って食べるから、
超美味しい♡