*** soul-stirring *** 魂の感じるままに

心が揺さぶられるような喜びや感動で日々を過ごしていきたい。いつも前を向いて笑っていこう。こんな私でもALL O.K !!

卒業式のタイミング

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと前に、ある対談講演会のオンライン参加を申し込みました。

サイコオンコロジーを研究されている精神科医と、ある女性の対談でした。

サイコオンコロジーとは、ガン治療における患者と家族の心のケアを行うという分野のことです。

 

私の祖父母は4人ともガンで亡くなっています。

2014年のデータでは

「男性の2人に1人、女性は3人に1人がガンになる」

という罹患率だそうです。

知っていたほうが得なことは、ちゃんと聴いておきたいので知識を入れておこうと思いました。

我が家は母子家庭なので、私が罹患した時にどうやって子どもたちに知らせるのか、心のケアはどうするのか、勉強になりました。

不安な事はシュミレーションの中で解決しておいて、頭の中から手放すと、きっと起こらない。

そう信じてるから、もう大丈夫。

 

対談されていた女性は、ガンで最愛のご主人をなくされた方で

ご主人を看取られた日は、彼女自身のお誕生日だったそうです。

ご主人の「誕生日おめでとう」という言葉と

彼女の「ありがとう」という言葉

これが2人の最後の会話になったそうです。

お祝いの言葉が最後だったことをとても満足していると語っておられます。

 

そんな彼女がシェアしてくださった

素敵な文章に出逢えました。

 

私が子どもたちにいつも想っていること。

そのまま言葉になっていました。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

【最後だとわかっていたなら】

作:ノーマ・コーネット・マレック
訳:佐川 睦


あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしはもっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように
祈っただろう

 

あなたがドアを出ていくのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは、あなたを抱きしめて、キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて
抱きしめただろう

 

あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが
最後だとわかっていたら
わたしは、その一部始終をビデオにとって
毎日繰り返し見ただろう

 

あなたは言わなくても
分かってくれていたかもしれないけれど

最後だとわかっていたら
一言だけでいい…
『あなたを愛してる』と
わたしは伝えただろう

 

たしかにいつも明日はやってくる
でも、もしそれがわたしの勘違いで
今日で全てが終るのだとしたら

わたしは、今日
どんなにあなたを愛してるか伝えたい

 

そして、わたしたちは忘れないようにしたい

若い人にも、年老いた人にも
明日は誰にも
約束されていないのだということを

愛する人を抱きしめられるのは
今日が最後になるかもしれないことを

 

明日が来るのを待っているなら
今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら
あなたは今日を後悔するだろうから

微笑みや、抱擁や、キスをするための
ほんのちょっとの時間を
どうして惜しんだのかと

忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったことを
どうして、してあげられなかったのかと

 

だから今日

あなたの大切な人たちを
しっかりと抱きしめよう

そして、その人を愛していること
いつでも、いつまでも、大切な存在だと
いうことをそっと伝えよう

 

『ごめんね』や『許してね』や
『ありがとう』や『気にしないで』を

伝える時を持とう

そうすれば

もし、明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

私はもう何年も、毎日毎日、子どもたちに

「生まれてくれてありがとう」

「愛してるよ」

ハグしながら

そう言葉で伝え続けています。

 

学校に行く子どもたちに

「行ってらっしゃい。愛してるよ。」って

声をかけます。

 

自己満足かもだけど、言いたいから言うのです。

愛しい存在への想いに悔いを残したくない。

ただ、それだけ。

 

長い年月にかけて、行動にうつせている私を

自慢したいほど誇りに感じています。

 

どうか、あなたも愛している人への想いに

悔いを残さないように。

どうか、想いを直接伝えきってください。

いつこの人生の卒業式を迎えるのか、

みんなそれぞれで、わからないからね。

 

「魂のすべてで、愛しています」